介護系大学について

 近年、介護資格系の大学、専門学校の定員割れが問題になっています。少子高齢化がとにかく深刻となっている昨今、「若手が育たず、需要だけが増していく」といった現状は仕方の無いことなのかもしれませんが、「供給できないなら仕方が無い」で済ますことができないのも確かです。日本ホームヘルパー協会会長兼福岡県介護福祉士会会長の因利恵氏もこの状況がさらに悪化することを危惧しており、その原因を介護に対する待遇の悪さであるとしています。最近では2008年ごろのコムスンの事件があり、介護従事者の待遇の悪さがフューチャーされてしまい、志望者がさらに減ったという背景もあります。 因利恵氏によれば「確かに、介護の仕事はラクとは言えません。が、介護に携わる仕事でも介護福祉士、ケアマネジャー、ホームヘルパー1級、2級とそれぞれ役割が違います。介護に関する仕事の中でも、賃金が安く、労働がきつい部分が強調されたことで、全てが、実際よりもずっと待遇が悪いような印象が根付いてしまったように思います」とし、「介護福祉士は仕事がきつい分、賃金は悪くない」という認識をまた改めて広める必要がある、と意見を表明しました。 しかし、「賃金は悪い」部分も確実に存在し、そのために離職者、転職者が増えてしまっているのも確かです。人間同士の付き合いがメインとなる職場である以上、その人件費などにはまだまだ見直す余地があるように思われます。特に人を育てていかなければならない業界であるはず(余り外国人を雇って何とかする業界ではないと個人的に思います)なので、関係者はより一層職場環境などを改善していくべきでしょう。